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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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『MF文庫J10周年記念夏の学園祭』の展示がまさにMF文庫Jだった!

ライトノベル イベント 演出 考察

MF文庫J10周年記念 夏の学園祭|展示
7/29に開かれたこのイベント、ステージ観覧はできなかったのですがMF文庫Jを象徴するようなすばらしい展示を堪能してきました。

まず10周年記念の展示という基本はしっかり押さえられています。展示スペースに入ると、MF文庫Jの歴史年表と作品がずらっと並び、続いてお蔵入りのイラストの展示、このイベントを祝福する筆者やイラストレーターのサイン、と続きます。レーベル初期から付き合っているファンは懐かしさ、最近このレーベルを知ったファンには新しい発見、そして両方のファンがレア物の展示を楽しめるコーナーです。

私の心を奪った一つ目のものが模範的なファンの部屋を模したと思われる展示です。
棚には文庫とBD・DVD、ベットにはキャラ絵の抱き枕カバー、枕カバー、ベットシーツなどがレイアウトされていました。
ファン自身が自分好みのグッズを購入し、部屋を彩ることはよくありますが、出版社がコーディネートするとまた一味違います。統一感とオシャレさ、クールさがにじみ出ていました。

もうひとつ私の心を奪ったのがMFシャワールーム(だったかな?)という名前の展示ルーム。
入ってみるまでは、暑さを緩和するためにミストシャワーか何かが用意されているのかも、と思ったのですが、私を待ち受けていたのはそんなものではありませんでした。

中に入るとまずそこには布に対して肌色面積が多い絵や水着がたくさん。シャワールームに入る前には服を脱がなければいけない、つまりはそういうことです。

さらに部屋の奥には「ゆ」と書かれたのれん。部屋の隅にはバスケットとなにやら見覚えのある布が。
説明が書かれているプレートには、はがないキャラたちの通っている聖クロニカ学園制服と書かれている。そう、このバスケットは衣服を脱ぎ去ったことの証。とすれはこの「ゆ」と書かれたのれんの先には…つまりはそういうことです。
その中はまさにワンダーランド。人体の神秘を感じざるを得ない柔らかさに包まれた空間でした。

抱き枕カバーや水着やシャンプーといったグッズ、あるいはキャラのイラストを自分の生活を想像させる空間に配置することで、商品の魅力、作品の価値を最大限に引き出す展示に私は心打たれたのです。


このMF文庫Jというライトノベルレーベルは、バトル、萌え、その他あらゆる方面の作品に強い電撃文庫に対し、萌えに特化したレーベルとして頭角をあらわし、業界二位の座を盤石なものにしたことで知られています。
そんなMF文庫Jを持つメディアファクトリーは、昨年角川グループに買収されました。現在、角川グループ電撃文庫MF文庫J富士見ファンタジア文庫ファミ通文庫スニーカー文庫の5レーベルを所有しています。ライトノベルという一分野でこれだけレーベルを持っていれば、整理統合の大鉈が振るわれる可能性を考えずにはいられません。
今回のMF文庫J10周年記念夏の学園祭の展示は、そんな状況のなかでも、MF文庫Jが萌えという独自性を発揮し続けることを赤裸々に示した展示だったと言えるのではないでしょうか。

1人のファンとして、あるいは経営に興味があるものとして、とてもいい経験ができました。