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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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比企谷八幡列伝


やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。の主人公である比企谷八幡は数々の伝説を持っている。
今回は小説6巻時点で判明しているエピソードをご紹介しよう。

小学校時代

・蟻を食べる。酸っぱかったらしい(4巻206ページ)
・誰もいない時間の朝の教室で女の子のリコーダーの先だけ交換する(1巻68ページ)
マリオテニスは一人でしかやったことがない(1巻211ページ)
・触ると比企谷菌がつく。バリアは効かない(2巻156ページ)
・小学校の時の友達は疎遠になるまでもなく縁がなかった(4巻211ページ)
・転校していくやつに手紙を書くと約束して一人だけ返事が来ない(3巻33ページ)
・肝試しで目標の祠の御札をとったのが自分だとだれにも覚えられておらず、誰がとったかで大混乱(4巻233ページ)
・クラスメイトの誕生日会にプレゼントを持って行くも、誘われていなかったらしくチキンがない(2巻145ページ)
・誕生日に母親同士が仲がいい高津くんがやってきてトウモロコシを渡されるが、あがっていくか聞くと高津くんは新ちゃんちにあそびに行った(3巻102ページ)
・自意識が爆発して誰かに見て欲しくて学校サボって一人ふらふらして学校に通報されてバレる(6巻310ページ)
・担任「はいはい、みんな比企谷くんのことが嫌いなのはわかるけど、仲間外れはダメよ!仲間外れは!」(2巻117ページ)

小学校時代は友達関係の薄さ、嫌われ方が光る。
地味に蟻を食べたり、リコーダーの先を交換するなどのエピソードもalphabate的にポイント高い。

中学校時代

・自分には秘められた力があってある日突然目覚めて世界の存亡をかけた戦いに巻き込まれると想像し、来るべきときのために神界日記をつけて、三か月にいっぺん政府への報告書を書く(1巻166ページ)
・家族旅行が恥ずかしくて行くのを断って以来置いていかれ続ける(5巻22ページ)
・誕生日にサプライズパーティーが用意されてるんじゃないかと思いながら大げさに驚く練習をする(4巻37ページ)
・仲良くなれそうだった奴に好きなマンガの話を延々三○分して引かれる(3巻139ページ)
・講師と生徒が仲良くしようという空気の塾で大体の生徒は下の名前で呼ばれるのに自分だけずっと名字で呼ばれる(5巻43ページ)
・クラス替えで皆がメルアド交換してる時に誰とも交換できずに携帯取り出しているとお情けで声をかけられる(2巻32ページ)
・友達に電話すれば留守電、メールは返ってくるのがすごく遅い。内容も反応が薄く、遊びに誘うと予定が詰まっている(5巻25ページ)
・家の用事で忙しいと遊ぶのを断られた大磯くんがカラオケに二宮くんと入っていくのを目撃(4巻185ページ)
・好きな女子と同じ時間帯に帰れるように苦心し、「ストーカー」と陰で言われていることに気づく(6巻15ページ)
・学級委員に自分が決まってから立候補し、よく話しかけてくる女の子に一週間後好きな男子のイニシャルを聞いてH、と言われ、俺?と聞くと「え、何言ってんのそんなわけないじゃん、何、え、マジキモい。ちょっとやめてくんない」。翌日クラスのみんながその話を知っている(1巻119ページ)
・同じ中学の奴らがいないところへ行こうと決めて、必死で勉強して、県下有数の進学校に合格する(2巻50ページ)

中学時代は恋のエピソードが入ってくる。
また空回りエピソードや方向性が合わない努力を重ねてきたことをひしひしと感じる。

高校時代

・クラスTシャツはみんながニックネームの中自分だけ「比企谷クン」の本名プレイ。二年連続(6巻166ページ)
・1年の通算遅刻回数は72回。高校二年は5月時点で8回の遅刻。3年間で200回が目標(2巻137ページ)
・出来心でバイトをサボり、気まずさで二度と行かなくなる経験が3回。一度も行かなかったのを含めると5回(二年6月時点)(3巻160ページ)
・それらのバイトは大抵の場合、すでにできあがっている人間関係に馴染めず、三ヶ月ぐらいでやめる。ユニホームは着払いで送りつける(4巻43ページ)

高校に入ると遅刻、サボりなどとかなりエピソードの傾向が変わる。
どうやら中学校でいろいろと諦めてしまったらしい。
しかしバイトのエピソードはすごい。本編では何か欲しい物があるとかそういう素振りが見えないだけに。
これが1年半ぐらいの間の出来事なのだから大物である。

時期不明

・ゲームをしている時に超しゃべる。「かー、それはねーわー」「ほう、そう来たか」「凛子、好きだよ」など。母親に「友達でも来てたの?」などと言われる(3巻113ページ)
ジェンガはトランプタワーと同じカテゴリーの一人遊び(4巻193ぺージ)
・給食当番のときカレーをこぼし責められ、余ったカレーをもらうために他のクラスを回ってボロクソに言われ、白衣についたカレーが取れずについたあだ名が加齢臭(4巻138ページ)
・クラスの女子におみやげの地域限定のお菓子のゴミを下駄箱に入れられる(5巻145ページ)
・霊感あるんだ、という女子に触発されて心霊写真を取りに行き、肝試ししていた不良に追い回される(4巻224ページ)
オクラホマミキサーで四番目くらいの女子に「別に手をつながなくてもいいよね」と言われそこからエアオクラホマミキサーに(4巻192ページ)
・初めてやったバイトを3日でばっくれる(1巻217ページ)

バイトは高校、ゲーム以外は小中学校のエピソードか。

最後に

比企谷八幡の素晴らしい言葉で締めよう。

 今の自分が間違っていると、どうしてそんなにも簡単に受け入れられるんだ。なんで過去の自分を否定するんだ。どうして今の自分を認めてやれないんだ。なんで未来の自分なら信じることができるんだ。
 昔、最低だった自分を、今どん底の自分を認められないで、いったいいつ誰を認めることができるんだ。今の自分を、今までの自分を否定してきて、これからの自分を肯定することなんてできるのか。
 否定して、上書きするくらいで変われるなんて思うなよ。
 肩書きに終始して、認めてもらえていると自惚れて、自らの境遇に酔って、自分は重要な人物だと叫んで、自分の作った規則に縛られて、誰かに教えてもらわないと自分の世界を見出だせないでいる、そんな状態を成長だなんて呼ぶんじゃねえ。
 どうして、変わらなくていいと、そのままの自分でいていいと、そう言ってやれないだ。
渡航 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6』(ガガガ文庫) P317