読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

お気に入り+このサイトの新着記事

再掲:魁!!クロマティ高校の作者、野中英次先生原作の『だぶるじぇい』が面白い

再掲 マンガ だぶるじぇい ストーリー 紹介

※本記事はジャムミックス!で2010/11/14に投稿した記事を修正・追記・再編集したものです。

風のうわさで 魁!!クロマティ高校を書いていた野中先生原作のマンガが新連載、って話を耳にしていました。
そして先日本屋に行った所、2巻まで出ていたのを見かけたので買ってみました。
これがめっぽう面白いかったです。

作画は亜桜まる先生。
さらりとしたかわいらしい女の子を書く方とお見受けするんですが、そのかわいらしさに引っ張られず野中節が炸裂しているのが個人的にはツボです。
内容としては主人公の宇佐美 はじめが部活必須の高校に入学し、その中でひときわ目を引いた伝統芸継承部に入部して繰り広げられるコメディ、というものです。

で、この作品の魅力は伝統芸継承部が部長の鳥羽一郎以外のメインキャラは全員女性であるにもかかわらず、鳥羽部長が一番の萌えキャラってところです*1

鳥羽部長はマンガという伝統芸能を継承しているのですが、絵柄が古臭く、しかも一コママンガのため周りからいい評価をなかなかもらえません。
しかし鳥羽部長はくじけることなく作品を作り続けます。
伝統を残しつつもどんどん新しいものを取り入れ、独創的な作品を作り続ける鳥羽部長。かっこいいですね。

しかし鳥羽部長には結構弱気でシャイな部分もあり、自分のマンガが面白いか不安になって他の部員にアドバイスを求めたり、逆に恥ずかしくて他の部員に見せられなかったりと毎度毎度かわいい部分を見せてくれます。

そんな鳥羽部長ですが、絵柄は他のキャラと違って三国志などで有名な横山光輝先生調というのがなんとも。
三国志 (1) (希望コミックス (16))
また、ときどき他の部員が鳥羽部長に恋愛感情を抱いてそうな描写が出てくるのですが、その辺を前面に出さずにアクセントやオチのためにワンポイントで使って、後に残さないあたりが心地いいです。

あと鳥羽部長の持ちネタとして、部員のだれかが鳥羽部長のマンガを見せる→「続きはないんですか?」→「これで終わりです」→「えー?これで終わり?」ってのがあります。

私は最初はふーん、って流していたネタだったのですが、新キャラが出るときには必ずといっていいほどこのネタが使われ、どんどん笑えるようになってきました。

個人的には天丼ネタは繰り返すたびに新鮮さが薄れていく、って印象があったのですが、これは逆にコクと深みが出てきてジワジワと笑いがこみ上げて来る感じがすばらしいです。
このひたひたと笑いが忍び寄ってくる感じはぜひ味わってもらいたいなぁと*2

11/17には3巻も発売されます。表紙の雰囲気がこれまでとちょっと違う風に感じるのは単純にキャラのイメージカラーのためなんでしょうかね?
鳥羽部長がらみの更なる展開を期待して発売を待ちたいと思います。

あ、あとカバー裏のおまけも期待してます。

(2013/3/13)
だぶるじぇいはその後なんとアニメ化!

…したのは良かったのですが、ユルアニというややニッチな枠のショートアニメのためか、大きなブームを引き起こしたとはいえない感じではありました。

そして原作も6巻で惜しまれつつ終了。

その後コミケで頒布された6.5を購入したのですが、最後まで野中英次先生と亜桜まる先生はお会いしないままだったみたいですね。

そして亜桜まる先生は現在のうりんのコミカライズを担当されています。

のうりん本編でもマンガのパロディが多かったりしているためか、だぶるじぇい以上にいろいろな絵柄を描いていらっしゃる印象があります。
また小説のうりん5巻ではだぶるじぇいネタが!

自分が楽しんでいた作品が終わってしまった後に、それを面白いと思った人がいたんだということがわかる。
なかなか嬉しい体験でした。

野中先生もどこかで新しい作品出してたりしないかしら。

*1:私の主観です

*2:あくまで私の主観なのであまり期待すると肩透かしになりそうですけど