藤四郎のひつまぶし

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マジェスティックプリンスのキャラの本音とやる気を見せてくれるロボット


銀河機攻隊マジェスティックプリンスが面白いです。
面白い理由の一つが、人間ドラマを上手く敵との戦闘に反映する設定だと思います。

銀河機攻隊マジェスティックプリンスではアッシュと呼ばれる主人公たち5人が乗り込むロボットが登場します。
このアッシュというロボットは操縦者の生存本能に連動して性能が変化するJURIA-SYSTEMというシステムを搭載しています。
パイロットの生存本能が高まれば、機体も生き残ろうと全力を発揮できるようになり、逆生存本能が弱まれば動きが鈍くなったり戦闘を拒否するような動きをします。
これにより、キャラが表に出さない感情、押さえつけている感情が、ロボットの動きを通して知ることができます。

例えば第二話では主人公たちが安全と思っていた場面で敵の奇襲を受けました。
主人公たちはなんとか戦おうと勇気を振り絞ろうとします。
ですが心の中では戦意を喪失してしまっていたのが、戦闘のための外装パーツとのドッキング拒否という形で表れました。

創通・フィールズ/MJP製作委員会『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』2話

第4話でも予期せぬ敵との遭遇に加え、参謀次長の無謀な指示で危機に陥りました。
そこでは主人公のイズルが自分は正義の味方だ、と奮い立ち、味方を鼓舞して各機が見違えるような動きをし始めます。
しかしその後参謀次長の心ない発言によって、一気に動きが鈍くなったりしました。

コクピットという動きをつけづらい場所にいるキャラにかわり、ロボットがキャラの気持ちをアクションの形で表現してくれるのです。

これまでも操縦者のテンション、あるいはそれに類するものによって性能が変化するロボットというのはいくつもありました。
機体との適応に加え、精神状態も関係してくるシンクロ率によって動きが変わるエヴァンゲリオン
意志の力、気力などが関係する螺旋力によって戦闘力が変わってくるグレンラガンなどなど。
これらの作品も人間ドラマが上手くロボットバトルまでつながっていたアニメといえるでしょう。

主人公たちの気分が落ち込めばロボットの性能は低下し、危機に陥る。
逆に主人公たちの強い意志によっては奇跡とも言えるような性能を発揮し、どんな不利な状況からでも逆転できる。
マジェスティックプリンスの生存本能によって性能が左右されるロボットという設定は、そんなドラマに説得力をもたせてくれると思います。

他にもマジェスティックプリンスは敵との圧倒的技量差を見せたり、主人公たちに俗に死亡フラグと呼ばれるような行動、発言をさせたりすることで死の危険を見事に演出してきます。
4話まででもチームのモチベーションや友情、上司からの愛情とその裏返しの厳しさといった感情の表現にもかなり時間を割いています。
そういった人間ドラマと、パイロットの精神状況で性能が変化するロボットというのは結構上手くマッチしているのではないでしょうか。

マジェプリの主人公たちは全般的にマイペースなキャラが多いです。
しかし遺伝子操作され、過去の記憶を失い、軍などからは莫大な費用をかけた「兵器」として期待されているなど、掘り下げていけばかなり重い話にもなりそうな背景を持っています。
そしてマジェスティックプリンスは2クールのアニメだそうです。
『マジェスティックプリンス』プロデューサー吉澤氏にインタビュー - ニュース - アニメイトTV はてなブックマーク - 『マジェスティックプリンス』プロデューサー吉澤氏にインタビュー - ニュース - アニメイトTV

そんなところもあって、おふざけの多い話も重い話もこなしながら、じっくりと人間関係やその変化が描かれるのではないか、そしてそれを上手くロボットのアクションにも落としこんで来るのではと、かなり期待しているアニメです。

私は想像する
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