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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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マジェプリの死亡フラグの立ちやすさは異常

アニメ 銀河機攻隊マジェスティックプリンス ストーリー 考察


マジェプリを見ているといつも死の匂いを感じてしまう。
なぜかと考えれば考えるほど、各方面で死の予感を感じさせる作りになっているな、と思ってしまう。

死を意識させる設定、死にやすい環境。

マジェプリの世界ではウルガルの攻勢で人類が存亡の危機に晒されている。
そんな状況で、主人公のイズルたちは遺伝子操作され、戦うために育てられた。
この段階で、既に使い捨ての道具として扱われる展開が頭をよぎる。

イズルたちの乗るアッシュと、それを取り巻く環境もかなりの危険性を秘めている。
まずアッシュは生存本能によってその戦闘能力が極端に上下する。
1話で圧倒的に不利と思われた状態を覆したと思ったら、2話では戦うこともままならなかった。

この大活躍を初陣でしてしまったことも危ない。
実態がまぐれであっても、最初の出撃であれだけ大々的に活躍してしまえば、上層部が一定の戦果を期待してしまうのは道理。
イズルたちは実力以上の戦場に送られやすい状況と言えるだろう。

そして敵のウルガルの情報がほとんどないのもヤバイ。
現に2話のレーダー設置、3話の補給部隊の奇襲作戦では、両方ともウルガルから想定外の攻撃を受けて絶体絶命の危機に陥っている。

アッシュの性能の不安定さに、敵の奇襲が重なるだけでも危険度が高いが、それに加えて上層部の指揮もひどい。
4話で敵は補給部隊ではなく先鋭部隊であるとわかっても撤退を許さず、7話でも敵の戦力を見誤ったにも関わらず、敵の攻撃を受けてなし崩しに反撃に移っている。

こんな状態で死ぬなという方が無茶だろう。

いつ誰が死んでもドラマチックになる人間関係の描写

マジェスティックプリンスは死なない方が不自然と言ってもいい設定、環境になっている。
仮に死が避けられない物語だとすれば、どのキャラが死ぬだろうか?
ドラマチックさを重視するならば、登場人物たちの多くが悲しみ、視聴者もその死を悼むようなキャラだろう。

例えば応援したい未来があるキャラ。
この戦争が終わったら結婚する、子供が生まれる、好きなお店を開くなどなど。
ただマジェプリにはこれに該当するキャラはいなそうに思う。
むしろマジェプリでドラマチックな死を迎えるのは、人に感謝されるキャラ、面倒見の良いキャラ、親しみのわくキャラだろう。

そう言われたらあなたはどのキャラを思い浮かべるだろうか?
結構該当するキャラが多いことに気づくのではないだろうか。

イズルたちの周囲のキャラには上官のスズカゼ、レイカを始めとした個性的なメカニックたち、上官のスズカゼ、頼れる味方のチームドーベルマンといったキャラがいる。
彼女、彼らは概ねイズルたちに好感的だ。

そしてマジェスティックプリンスが人間関係の描写に割く時間は多い。
スズカゼがイズルたちを本当に心配していること、メカニックたちがイズルたちを家族のように思っていること、ドーベルマンがイズルたちを気にかけていることがしっかり描写されている。

仮に現時点で彼らが戦死してイズルたちがショックを受ける展開になったとしても、視聴者がイズルたちの気持ちを理解するのは難しくないだろう。

コメディの裏の死の香り

マジェスティックプリンスはギャグ調に崩した顔でコメディタッチな話が展開される場面も多い。
だがそういった緩い描写の裏には重い設定、切羽詰まった状況がある。

果たして人死にが出てからも緩い雰囲気を保てるのか、あるいは視聴者を冷めさせず、人死にも出さないという綱渡りを渡り切るのか。
マジェスティックプリンスは4月スタートアニメの中で、目が離せないアニメの一つだ。

サヨナラっていう
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