読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

お気に入り+このサイトの新着記事

再掲:アニメヴァンガードの真摯さにはドラッカーもびっくりだよ

再掲 アニメ カードファイト!!ヴァンガード ストーリー 思想 考察

※本記事はジャムミックス!で2011/5/13に投稿した記事を修正・追記・再編集したものです。

見てない方のために説明すると、カードファイトヴァンガードは実在するカードゲームのアニメです。
しかも放送開始時にはまだ発売していなかったカードゲームです。
まだ発売していないカードゲームに先行してアニメを放送するというブシロードの力の入れっぷりには驚嘆したものでした。
その力の入れ具合に惹かれて見ていたヴァンガードですが、17話の「強さ」の描写には思わずうなってしまいました。

17話はヴァンガードの全国大会に進むための地区大会第一回戦の話です。
この大会は団体戦になっています。
主人公先導アイチは、アイチの目標でもある櫂トシキを始めとした、良く行くカードショップでの大会上位4名でチームを組んで出場しています。
16話ではアイチが出場する先鋒戦の途中まで進み、17話は先鋒戦と櫂の出場する次鋒戦の決着が描かれています。

この先鋒戦と次鋒戦、結果だけいうとアイチも櫂も勝利し、一回戦を突破することになりました。
しかし、二人の勝利は対称的でした。

アイチは終盤クリティカルトリガーというボーナスを二回引き当てることで、ダメージ5対6のかなりの僅差で勝利することが出来ました。
一方櫂はダメージ3対6で勝利しました。
櫂も終盤にクリティカルを二回引いたのですが、引かなくとも恐らく同じターンで勝負がついていたというほどの圧勝でした。

同じ勝利、しかも終盤にクリティカルを二枚引くという共通の展開にも関わらず、二人の力量差が見て取れる結果です。

実はこのヴァンガード、アイチは17話時点で6勝5敗と主人公にしてはかなり勝率が悪いです。
しかもそこまで因縁のあるわけでもない相手に二回負けるなど、現実では普通でも、アニメの主人公としてはちょっとありえないような負け方もしています。

恐らくヴァンガードのアニメの製作陣は、アイチと視聴者をなるべく近づけるよう最大限の力を注いでいます。
ピンチで強いカードを引いて敵を打ち倒す展開を序盤から繰り返すのではなく、初心者は勝ったり負けたりを繰り返して成長する姿を、経験者はその成長を見守るという姿を描いています。
おそらくアニメを見てゲームをしたくなった視聴者が、アイチとともに成長できるようにとこのような作りになっているのでしょう。
ビジネス的にはかなりアグレッシブなブシロードが主導していると思われるカードゲームのアニメが、こんな真摯にカードゲームを描くアニメになるとはとても興味深い現象ではないでしょうか。

(2013/6/12)
現在はカードファイト!!ヴァンガードも3期目、リンクジョーカー編が放送されています。
アイチが高校生になり、初心者を導く先輩としての行動もするようになりました。
この辺は新しくカードゲームをするようになった人に、それまで経験者が先輩として接してくれることを期待しての展開かもなぁなんて思います。
あんな可愛い先輩に教えられるのなら、そりゃあ熱が入るってものです。

「カードファイト! ! ヴァンガード リンクジョーカー編」オープニングテーマ Vanguard Fight (初回生産限定盤)