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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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翠星のガルガンティア12話までの情報でなぜああなったか考える

アニメ 翠星のガルガンティア 設定 考察


翠星のガルガンティアは後半、ぼーっとしていると置いていかれそうな急展開をしているように思う。
今回は12話の展開についてちょっと考えてみる。

ストライカーはなぜあのような行動をとっているのか

ストライカーのパイロット支援啓発インターフェイスシステムがチェインバーと同等のものだとしたら、ストライカーはクーゲル中佐の命令を忠実にこなし続けている可能性がある。

なぜクーゲル中佐の命令にしたがって行動している可能性があるかというと、パイロット支援啓発インターフェイスシステムが「判断」を行わないことを匂わせる表現があるため。
特に戦闘行動についてはパイロットの方針策定が無ければほとんど行えないと思われる*1

チェインバー:事態はパイロットの状況判断を必要とするものである。よって、貴官の覚醒プロセスを遂行した

オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会『翠星のガルガンティア』1話

レド:判断か。俺が判断してお前が実行する。いつもそうだったな

オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会『翠星のガルガンティア』12話

チェインバー:戦闘行動の方針策定はいかなる場合もこれを貴官に委ねるものである

オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会『翠星のガルガンティア』12話

ストライカーのパイロット支援啓発インターフェイスシステムがチェインバーのものより高度で自己判断機能があってもおかしくないが、ストライカーの判断で人類を攻撃できるとなると、人類至上主義な人類銀河同盟としてはやや危ういシステムなような気もする。
少なくとも戦闘行動については方針だけでもないとできない設定になっているんじゃないか。
単純にストライカーのAIが壊れて暴走している可能性もあるけど。

クーゲル中佐の地球での行動と死亡タイミング

クーゲル中佐もレドと同じような状態で地球に飛ばされたとした場合、レドと同じく外部刺激によって覚醒したと考えるのが自然だと思う。
クジライカが自分に危害を加えないものには攻撃しないと考えると、レドと同じくサルベージされた可能性が高い。

覚醒後のクーゲル中佐の行動の参考になるのは2話のチェインバーの行動。

チェインバー:貴君らは人類同胞。同盟に参集せよ
(中略)
レド:チェインバー、何を言った?
チェインバー:対話の要求、および同盟標準の啓発表現を翻訳した

オケアノス/「翠星のガルガンティア」製作委員会『翠星のガルガンティア』2話

漂流部族とされる人類に遭遇した場合、まずは傘下に組み込もうとするのが人類銀河同盟の基本方針で、クーゲル中佐もそれに従って行動していたのではないだろうか。
2話ではチェインバーが膠着状態を打破するため、ガルガンティア船団の中枢を制圧するよう提言している。
レドは拒否したがクーゲル中佐は中枢を制圧する判断をしたと考えるのが状況的には自然なように思う。

とまぁこの辺から、クーゲル中佐の基本行動方針は大きく2つになったんじゃないかと思う。
一つは人類銀河同盟の基本方針としての現地人の取り込みによる戦力増強。
もう一つは軍人の責務としてのヒディアーズ=クジライカの殲滅。
ディアーズの殲滅はチェインバーの軍務・存在意義ではあるけど、現地人の取り込みは軍務の範疇にないため、11話で『ストライカーX3752は現在同盟の軍務の範疇にはない行動を遂行中』として、交戦対象として認定が可能になったんじゃないだろうか。

クーゲル中佐は風土病で自分が助からないとわかると、ストライカーにその2つを実行し続けるように命令してから息を引き取ったんじゃないだろうか。
自分の死を秘匿することを付け加えて。

またクーゲル中佐はレドも地球に漂着していたことを知らずに死亡した可能性が高いように思う。
1話Aパートでクーゲル中佐が自分より若いレドの生存を優先したところから見るに、救難発信があれば自分よりレドを優先した行動をしてもおかしくないし、最低限状況確認はするだろうし、そのためには通信が一番手っ取り早いと思う*2 *3
クーゲル中佐は人類銀河同盟との合流を諦めて死亡しており、人類銀河同盟に関する命令をストライカーに出しておらず、そのためストライカーはレドの救難信号よりも戦力増強とクジライカの殲滅を優先したんじゃないだろうか。

レドの救難信号の出たタイミングに関連しそうなところで、1話Bパートでチェインバーが再起動する際、全システムを凍結していたと言っている。
2話では救難発信に未だ応答なし、としているが、全システム凍結を言葉どおりに捉えると、この救難発信は凍結解除してから出しているかもしれない。
ただ全く救難信号を出していないで全システム凍結してたら一生そのままの気もする…。
もしかしたらワームホール関係でクーゲル中佐とレドが地球に漂着するのに時間差があったのかもしれない。

中に人などいない

個人的にはクーゲル中佐関連はわりとここまでの情報で説明できるように組み立てているんじゃないかなと思う。
そうじゃないと最終回で明かされる設定がすごく多くなってしまう気がする。

最終回はむしろコンチネンタルユニオンがエボルバーを置き去りにワームホールで地球圏を脱出できたのかそうでないのか、もしそうであればエボルバー=ヒディアーズはどうやってコンチネンタルユニオンのところまで生息範囲を広げたのか、地球はなぜ人が住める星になっていたのかといった部分がガルガンティアが持っているという天のハシゴと絡めて明らかになるんじゃないかなとも思う。
ぷちっとガルガンティア9話でもヒディアーズと人類銀河同盟との戦いの始まりについてはぼかしていたし。
「翠星のガルガンティア」アニメ公式サイト | ぷちっとがるがんてぃあ はてなブックマーク - 「翠星のガルガンティア」アニメ公式サイト | ぷちっとがるがんてぃあ

しかし2話でギャグ的に出てきた「中に人などいない」が12話でシリアス調で再現されるのは計算っぽい気がするのでした。

*1:ただヒディアーズの殲滅は自動っぽい。対象は軍務以外の戦闘行動かもしれない。

*2:レドがもう助からないと確信できる状態なら切り捨てる判断はするだろうけど

*3:というか通信管制ってストライカーの言い訳以上の理由があるんだろうか