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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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東京ショー券取引所という妄想

アニメ イベント ビジネス 雑記

べつに大阪でも名古屋でもいいんだけど。

最近アニメのイベントはかなり増えてきていると思ってる。
それと一緒にちょっとした騒動を伝え聞くことも多いし、自分もそれを直接、間接的に感じることがちらほらある。

そのときどき話題になるものの一つがチケットの転売。
チケットの発売日に一瞬でソールドアウト、後日ネットオークションで高額で出品されているのが見つかる、みたいな話。
ヤフオク! などでイベントチケットを検索してみれば、モノによっては2倍3倍、あるいはそれ以上の値段になっているのを見つけることもできる。
イベント < 興行チケット < チケット、金券、宿泊予約 - ヤフオク!

これらの状況は主催者側もあまりいいものとは思っていないようで、営業目的の転売禁止を謳うところも多い。*1

この転売禁止とそれに伴う対応の結果として、転売チケットでの入場ができないといった騒動が持ち上がることもある。
イベント『薄桜鬼 桜の宴 2013』は転売チケット購入者の入場をお断り

んでこの問題を解決する、あるいは和らげる東京ショー券取引所なんて妄想を思いついたわけで。

まずこれらのイベントチケット販売という商取引の特徴についてまとめたい。
これらのイベントの特徴として、

  1. チケットは定価販売が基本*2
  2. 会場のキャパシティは有限、かつスケジュールを事前に押さえなければならず、需要が増えても会場を変更といった対応がしづらい=需要に対して供給が限定的になりがち
  3. 日時が決まっており、チケットの販売スケジュールによってはイベントに参加するかどうか数カ月前に決めなければならない場合がある
といったところが思いつく。

このうち主に1と2の条件が転売を引き起こすんじゃないかと思う。
つまり定価以上の値段でも欲しがる人全員にチケットが供給されないため、定価で購入したチケットをそれ以上の値段で販売することで利益を得られる、って条件が転売を引き起こす、って考え。

この転売という行動が与える影響としては、イベント参加者に転売が無ければ定価で入手できたはず、といった不満が発生することがひとつ。
イベント主催者としては今後作品、イベントのさらなる展開を予定しているなど、なるべく多様な人に参加して欲しいといった希望がある場合、公式販売よりも参入する人が少ないであろう転売市場の人が多く参加するのは望ましくないかもしれない。
あと転売と共通する部分があるダフ行為が反社会的勢力の資金源になっていたり、つきまといなどの問題を引き起こしていることから、それに似た行為に協力的と思われるとイメージ的にまずい、転売に不満を持つイベント参加者のためにも何らかの対応をしたというポーズが必要になる、みたいな事情もあるじゃないかな。

転売者の問題としてはチケットを大量に購入し、意図的に価格を釣り上げるなどといった行為にまで至れば、消費者に対して有利な条件での取引を強要しているともとれ、独占禁止法の範疇にもなってくる、かも。

これらのことから現在転売は基本的には望まれない行為と見なされる事が多い。
だから冒頭のように、転売禁止といった措置がとられてきていると考えていいハズ。

でもこの転売禁止という措置も場合によっては問題をはらんでくる。

ここで関係してくるのがイベントチケット販売の特徴の3で、イベントチケットはイベントの数ヶ月前に購入の判断を迫られる場合がある。
これに転売禁止、かつ払い戻しがない、といった条件がつくと今度はイベント主催者が有利な条件での取引を強要するという独占禁止法に引っかかってくると考えられなくもない。
転売禁止というだけでは自由契約の範疇かもしれないけど、数ヶ月前に買わないとなくなってしまうにもかかわらず、参加できなくなった場合のフォローがないとすると、販売者側が特権的な地位を利用して消費者側に不利な契約を強要しているとも取れる。
だからこそ主催者側は「営業目的の転売」「第三者への販売」といった表現を使っていると思うんだけど、実際転売があった場合に営業目的かそうでないか会場なりで見分けるのは現実的には難しいんじゃないかな。

とこんな転売の影響と転売禁止の問題を考えていて、東京ショー券取引所という妄想を思いついた。
前置きなげーってのはどこらへんを俺が問題に思っているか明確にしたかったからってことでどうぞひとつ。

東京ショー券取引所はおおまかに以下のようなシステム

  • 東京ショー券取引所は基本的にインターネットを使ったシステム。
  • イベント主催者はこの取引所にイベントのチケットを出品する
  • 出品方法は定価(抽選)、定価(先着)、オークションなど出品者側が決める
  • イベント参加者は東京ショー券取引所に会員登録を行い、東京ショー券取引所でのみ使えるポイントを購入、そのポイントをチケットの購入に当てる
  • 登録情報は携帯電話、会員証などに紐付け、会場では専用アプリ、会員証などを入場券とし、本人認証を同時に行う
  • イベント参加者も購入したチケットを自由に出品できる。ただし入手できるのは現金ではなくポイント
転売を公式に認めながらも、転売によって利益が発生してもそれをチケット購入以外に使えなくすることで実用性を減らし、転売目的の購入、ひいては転売を減らそうという考え方。
転売が多くなるようであれば、出品する際、あるいは売買が成立した際に何%か手数料を課すようにすれば取引量を調整できそう&想像よりイベントの需要が大きかったときの追加収入に。
このシステム外で取引されると意味がなくなっちゃうので認証方法はきっちりしないとダメで、面倒っちゃ面倒。
でも株式の売買のように多くのチケットがこの取引所で取引されるなら会員登録は一度で済み、またイベントの認証、入場方法もフォーマットが定まるので混乱しにくくなるだろうなんて思ったり。
多くのイベントが集まることで自分の参加するイベントのスケジュール表としても使えたり、無料の試写会なども取り扱うことで、イベントの集客力も増すんじゃない? とか。

みたいなことを妄想してたりするんだけど、そもそもイベントは行きたい人が全員定価で参加できるようにするべき、という考え方だったり、チケットの売買で儲けることを公式で認めるなんて、みたいな考え方だったりが多ければまったく意味のない、というか逆にそういった考えの人を怒らせる妄想なんだけどね。

*1:たとえばこことかAnimelo Summer Live 2013 -FLAG NINE- | アニメロサマーライブ2013こことかアニメイト発行イベント参加券の譲渡、転売行為についてのご注意とお願い インフォメーション アニメのことならアニメイト

*2:S席、A席などと席によって値段が違うことがあるが、公式のチケット販売方法で同じ席に違う値段がついていることは少ない