藤四郎のひつまぶし

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かっこ悪いがかっこ良い、はじめの一歩Rising青木の執念

はじめの一歩はマンガが始まったのは1989年。
アニメも2013年12月現在、TVシリーズの第三期が放送されている息の長い作品。

青木勝はそんなはじめの一歩の主人公、主人公幕之内一歩が所属する鴨川ボクシングジムのライト級ボクサー。
階級は違うが一歩の先輩にあたる選手になる。

ただし青木は一歩に比べると戦績が少し微妙な選手でもある。
地道な努力を重ね、チャンピオンとして着実に成長していく一歩だけでなく、鴨川ボクシングジムには階級は違えど日本チャンピオンから世界王者へと常に一歩の先を歩く鷹村守、一歩の背中を追いかける板垣という天才ボクサーらのような優秀な成績をあげ続ける選手がいる。
それらの多くの試合に勝利している選手に対して、青木は試合で勝ったり負けたりが多い。
そして試合内容や練習、日常のシーンなどでギャグを担当することが多いキャラでもある。

そんな青木の初めてタイトルマッチがはじめの一歩Risingの5話から6話にかけて。
この試合の青木がとてもかっこ悪く、そしてかっこ良かった。

そのかっこ悪さとかっこ良さを一番感じたのがこのシーン。


言うことを聞いてくれ俺の足ィ! ふんばれ! 動けぇ! 6年間も一緒にやってきたじゃねぇかぁ! 毎日欠かさず走ってきたじゃねぇかぁ! 6年かぁん! 毎日ィ! 毎日ィ!
(カタカタカタカタ…というヒザが震える音)

森川ジョージ講談社・VAP・NTV『はじめの一歩Rising』6話

いつもふざけてばかりのキャラがイザという時に本気を見せるシーンは、ふざけている時と本気の時のギャップが一気にキャラを魅力的にすることも多い。
多いんだけどはじめの一歩の青木の場合は、ふざけているように見えても本人は本気というのが魅力になっている。
このヒザをカタカタ言わせながら、ろれつも多少怪しく、不格好に踏ん張るシーンは思わず笑わずにはいられない。
だけど同時にどんなに見苦しくともチャンピオンベルトを勝ち取るんだという執念に感動を覚えるシーンでもある。

このシーンに限らず、はじめの一歩Risingの青木の王者挑戦はかなり面白かった。
5話では青木の対戦相手、現チャンピオン今江の丁寧な左ジャブと、青木の変則的でボクシングとは思えない動きの対比が鮮やか。
しかも青木の(ヘンテコな)技が乱舞し、戦況も二転三転するスリリングな展開。
原作を読んでいたにもかかわらず、まったく飽きること無く楽しめた。

3期、しかも原作も長期シリーズとなると尻込みする人も多いかもしれないけど、実は因縁のあるキャラ同士の対戦は多くなく、試合前の対戦相手とのやりとりで十分背景はつかめるのがはじめの一歩。
見たことないという人でも一度見てみるといいんじゃないかなぁ。

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はじめの一歩(50) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (2744巻))