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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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実写映画僕は友達が少ないを見てきた

実写 映画 僕は友達が少ない 演出 ストーリー 感想 紹介

具体的なきっかけはすでに忘れてしまったけど、実写映画のはがないが公開されるにあたり、どんなもんだろと公式HPでPVを見たのが3日ほど前。

絶対見に行くとも、絶対見に行かないとも決めていないまま見たPVだったんだけど、窓に張り付く星奈のおむね様を見て「こいつはイケるかも!?」と思い(、ついでにPVの後半は見なかったことにして)、もともと1000円で見られる映画の日アイマスを見に行くと決めていたこともあり、見てきたのだった。

率直な感想を言うとわりと面白く見られた。
自分は原作を9巻まで読んでいる。
そしてシリアスとギャグで言うとかなりギャグに寄っているという印象を持っている。
特に序盤の数巻はハチャメチャなギャグが展開されていたように思うし、それが面白かった。

それに対して映画は孤独というものがかなり強く表現されていたな、と思った。
教室や廊下、帰り道の喧騒から小鷹や夜空らはポツンと取り残される。
時折挟まれる実写版小鷹のお気に入りスペース、屋上でのやりとりも、ロングショットと遠くから聞こえる運動部らの歓声などが相まって、なんとも寂しさをかきたてられるものだった。

あと心持ち原作より隣人部の部員たちが明確に敵意を向けられるシーンが多かったように思う。
小鷹は不良に目をつけられ、幸村は実際にいじめられ、星奈も他の女子からの嫌がらせを受け。
そんな本作からは原作のはがないだけでなく、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。や灼熱の小早川さんといった作品のテイストも感じた。

といっても本作は陰鬱な話というところまではいっていないと思う。
というか原作の素っ頓狂な行動だったり、過激な発言だったりをかなりそのまま使っている部分が結構インパクトあって、良くも悪くもその空気を中和していると思う。
星奈は小鷹に靴をなめさせてあげるとか言うし、その星奈を夜空は乳牛やら肉呼ばわりするし、理科は陵辱とかセックスとか普通に言う上に柱オナニーまで披露するし、ホント三次元ってクソだわ。

そう、この実写版はがない、セクシーというか、お色気というか、はたまたお下品というか、とにかく性的な描写が多い。
PVの星奈の胸もそうだけど、場面転換では小鷹の屋上のシーンと同じくらい関係ない女子の水泳風景が映っていた印象があるし、何か知らんけど胸はだけてるねーちゃんが出てくるし、石原良純の濡れ場がある。
やっぱりリアルってクソゲーだわ。

あと個人的に好きなのが説明をしすぎないこと。
小鷹がトモちゃんに話しかけている夜空を見てしまったとき、(三日月夜空)とモノローグが入るんだが、なぜ小鷹が夜空の名前を知っていたかなどの説明はない。
ただ、その後夜空が自分の名前を知っていたことに小鷹が驚くというシーンで、いつ誰が話しかけてきても大丈夫なようにクラスメートの名前は全員覚えている、と夜空が言う。
ここから類推すると、小鷹も同じ理由でクラスメートの名前を覚えていたから夜空の名前がぱっと出たのかな、などとも思う。

またラストにかけての展開はストーリーを普通に追っていくと結構めちゃくちゃなんだけど、終わってから振り返ってみると説明がないだけで意外と整合が取れている(ような気がする)。
そんなちょっと言葉が足りないところがコミュニケーション能力が低い隣人部っぽくていいなぁなどとも思う。

他にも隣人部のチラシが原作と同じものだったり、会話で原作とほぼ同じやりとりが使われていたり、時系列をちょっといじったり妄想を挟んだりするのには原作へのリスペクトを感じるし、星奈がプレイしているゲームがマブラヴなのは後半の展開の示唆もあるんだろうし、「わかってる」人が作ってそうだなぁと思った。

クライマックスで暴力的な描写以外で盛り上げる方法はなかったのかなぁとか、そもそも二次元女子と三次元女子の間には超えられない壁があるよねとか、気になる部分も結構あったんだけど、過度な期待をせずに見に行ったらそれなりに楽しめるか、最悪話の種ぐらいにはなるんじゃないかな。
自分は結構面白く見られましたよ、ってことで。