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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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手は口ほどに物を言う

アニメ 悪魔のリドル 演出 考察 感想

前にも書いたのですが悪魔のリドル面白いです。
悪魔のリドルの六角形 - 藤四郎のひつまぶし はてなブックマーク - 悪魔のリドルの六角形 - 藤四郎のひつまぶし

2話では暗殺者として育ち、いつも諦めや不快感といったものを漂わせている兎角が、いつもニコニコしている、ターゲットと思わしき晴と交流していく内にどんどん変化していくところが描かれます。

そんな2話の表現で個人的にグッときた部分をメモ。

あらすじ

2話では伊介様が晴を殺そうとします。
睡眠薬を飲まされた晴を兎角が助けるものの、兎角が人を殺したことがない、殺せないという隙をつかれ、伊介様に反撃を許します。
勝負は兎角が意識を失い、伊介様がその場を立ち去ることで終結します。

目を覚ました兎角は、晴との会話から、何も知らず鈍感そうに見える晴が、実はクラスメートに命を狙われていることを知っており、それでも笑顔を絶やさないでいたことを知ります。

その会話のシーン、2人の手が2人の心を雄弁に語っているのがめっちゃグッと来たのです。

ぐたいれい

「今頭突きをしても目を閉じなかっただろ!」
「薬を盛られたのになんで起きてるんだ?」
「その体中の傷は何なんだ? お前は一体何なんだ!?」

高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

セリフとその口調からだけ判断すれば、ここからは不信、疑惑、警戒といった感情が読み取れそうなもの。

ですがここで兎角は晴の手を握ります。
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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

もし兎角が不信、疑惑、警戒といった感情を持っていれば、晴から距離を取るといった反応をしそうなものです。
ですが実際はそれとは真逆の距離を詰めるような反応をしています。
セリフはキツ目ですが、晴のことをもっと知りたい、教えて欲しいという感情からの発言と行動なのでしょう。

「黒組のみんなは晴を殺すために転校してきたんだよね?」
「知っていたのか」

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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

『晴は自分が暗殺のターゲットだということを知らない』
兎角の認識ではそうだったはずです。
しかし晴は自分がクラスメートから狙われていることを知っていました。
兎角も晴を殺すために転校してきたんだよね? とまでは言っていませんが、兎角を除外する理由もありません。

それを知った兎角は晴の手を離してしまいます。
おそらく晴に拒絶されるかもといった不安感からでしょう。

もし暗殺が第一ならば、自分が晴を殺すために近づいたことがバレているとわかった時点で、警戒態勢に移るなど何らかのアクションを起こしてもおかしくありません。
しかし兎角は力なく腕を下ろすだけです。

「兎角さんが助けてくれたのはなんで?」
「気まぐれ? 作戦?」
「それともほかの意味があるのかな?」

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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

力なく下ろされた腕を、「それともほかの意味があるのかな?」でギュッと握る晴。
兎角が助けてくれたのは気まぐれや作戦ではない他の意味――例えば愛情――があってのことだと意識的にか無意識にか信じているのでしょう。

このへん、キャラの心情を手が雄弁に語ってくれていたように感じました。
セリフとはちょっと反対のニュアンスを持っていたり、セリフを補完したりしてくれる手の動き。
かなりグッと来ます。

そのほかきになったぶぶん

正反対のようで似ているような兎角と晴


高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

兎角の髪や瞳の色でもある青がメインの屋上では兎角がフェンスの枠で圧迫されていて、晴の色である赤がメインの夕方の場面では窓枠で晴が圧迫されている。
前者の場面では兎角が居づらさを感じていて、後者では晴が辛い過去を語っている。
多分意識しての統一、対比。



高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

睡眠薬が効いてテーブルに晴が突っ伏すのと、トレーニングを終えた兎角が頭から水をかぶるシーンを繋げる。
正反対だけどシンクロしてるふたり。
いい。

ドジっ子伊介様


高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

別にティーバッグの紅茶がまずいとは思わないけど、美味しいお茶があると言っておきながら「お徳用」はないでしょう伊介様…。
晴が紅茶のメーカー知ってたら、美味しいお茶って言っておきながら普通のお茶持ってきたと不審に思われるような…。
とそんな部分を心配するのは無駄なようで。

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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

十分蒸らす前に「お茶冷めちゃうわよ」と飲むことを急かしてしまう伊介様。
明らかに手前の方の晴の紅茶の色が薄い…。
それでも晴は空気読んで美味しいって言ったんだろうなぁ…。
つうか多分なんか仕込まれてると気づいてたんだろうなぁ…。


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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

晴は不意をつかれての頭突きでも目を瞑らなかったのに、ある程度予想できそうな頭突きで目を瞑ってしまう伊介様。
1話でも簡単に腕を取られてしまってたし、伊介様って本当はd(タイピングはここで終わっている)
(4/14 17:00追記)
ニコニコ動画のコメントで知ったけど、1話で春紀にドアぶつけられた時も晴ちゃん目瞑ってなかったのね。

高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話
(追記終わり)

ホントのそのた



高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

明らかに敵意がある伊介様をガン無視して晴の介抱をする兎角。
晴のこと好きすぎでしょ(*^_^*)。


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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

このシーンすごく(性)犯罪っぽくていい。
いや実際に犯罪(殺人)する前なんだけど。

(4/14 17:00追記)
前の記事で気にしてた六角形だけど、放課後ティータイムの直前、伊介&春紀の部屋から兎角&晴の部屋へのシーンの切り替え、それぞれのシーンを六角形に縁取ってるのね。
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高河ゆん・南方純/KADOKAWA刊/「悪魔のリドル」製作委員会『悪魔のリドル』2話

他にも六角形ありそう。
(追記終わり)