藤四郎のひつまぶし

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悪魔のリドル

悪魔のリドルは14年4-6月で最も楽しんだアニメの一つ。
そして愛憎入り交じる感情を抱くアニメの一つでもある。

先に言っておくと、この記事は下に並べた他のブログの記事を読んだ後に書いてる。
一部(主にこの記事の最後の方)内容をパクが重複している部分があります。

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『悪魔のリドル』感想。 - ぱっしょん はてなブックマーク - 『悪魔のリドル』感想。 - ぱっしょん

好みのシチュエーションが多い

悪魔のリドルは自分好みのシチュエーションがかなり多かった。

特にグッとくるところだと、4話で晴を爆風などからかばう兎角や、6話冒頭の文化祭で晴がプラプラさせてるたこ焼きっぽいものを兎角がパクっといただくとことか、7話のプールに沈んだ兎角に晴が空気を口移しするとこ。
あとは9話で晴を探しに来た真夜がトイレでトントン、入ってますか~? ってやるところもいい。

3話で武智にギャグボール噛まされて腿のあたりを刺されたり、8話で伊介様に絞め殺されそうになったりしてるとこの晴の苦しみ方なんかもかなり自分好み。

あと前に記事に書いたとことか。
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話の繋がりにえーっとなるところが

シチュエーションは好みなんだけど、話の繋がりにはいろいろ不満。
3話時点では好意的に解釈しようとしてたんだけど*1、4話以降を見ててどんどんテンションが下がっていた。

4話では予告状出ていて襲撃懸念あるのに香子のわりとあからさまなストラップトラップに晴が引っかかるのを許してしまう兎角がしっくりこないし、5話は春紀との約束を罠とみてすっぽかしておきながら晴が死にかけるまで手を出せない、出さない状況というのが良くわからない。
そもそも5話は予告状を手渡ししたその場その瞬間に殺してOKなら、予告状の意味無いじゃんとも思う。

他にも9話の入ってますか~? のあと、どうやってこの危機を乗り切るかワクワクしてたらドアをバーン! で乗り切ってしまったり。

シチュエーション単体では魅力的なんだけど、そのシチュエーションに行くまでや、そのシチュエーション以降の流れ、あるいは作品の設定自体に違和感を感じてしまってなんとも手放しで作品に浸れない感じ。

いい感じに力の抜ける7話

で、そういうじわじわと気になってきた違和感を逆に前面に押し出してきたかのような7話の存在が良かった。

ガチの殺し合いではなくあくまでゲームっぽさが前面に出たプール回。
そもそも晴に爆弾つけるタイミングで喉をナイフで掻っ捌くことも可能だったところから始まって、制限時間が長すぎないかとか、ウォータースライダー気づくの遅くないかとか、個人的には気になる部分は出てくる。

だけど涼おばあちゃんが晴を殺す気がそんなにないことは伝わってくるし、兎角がわりとポンコツなのはいつも通りだから、気になって作品を楽しめなくなるほどではない。
そして伊介様の黒組は晴を殺す以外の目的があるんじゃないかという疑問は、そのまま作品・制作側からこちらに向けてのメッセージとして伝わってくる。

この7話のおかげでいい感じに肩の力を抜いて見られるようになったと思う。
まぁ前述の9話の鼻つぶしみたく気になる部分は出てくるんだけどね。

もっとキャラの人間関係の進展ぐあいが見たかった≒もうちょっと話数とキャラのいいバランスがあったのでは?

悪魔のリドルは黒組12人の生徒を中心とした話が12話で語られる。
単純計算1人1話で、一気に3人(2人+とばっちり)がいなくなった6話以外はやはりだいたいそのペースで話が進行していく印象を受けた。

個人的にはもう少し余裕が欲しかった。背景が分かった話数でさっくり退場になるのが惜しいキャラは結構いた気がする。

2クールだとか、12人じゃなくて9人ぐらいに絞るとかで、ちょくちょく退場者のいないほのぼのした回だったり、人間関係やキャラを掘り下げる回が入ると、思い入れも強くなってさらにいいかんじだったんじゃなかろうか。

出会いの印象は最悪だったであろう伊介様と春紀が部屋や教室でどんなやりとりを重ねて別れに至ったのかとか、純恋子と真夜の夜の生活とか、見たい部分はいくらでもある。

…と思ったら5巻6巻の特典のドラマCDでこの二組は少なくとも出番ありそうなんね。


再スタートと許し

最終話では黒組メンバーのその後が描かれるんだけど、みんななんだかんだでいい再スタートをしている感じ。
自分が特に気になったのは工事現場で働いていた春紀と刑務所っぽいとこでお勤めをしている武智。

春紀は暗殺という裏社会の仕事から足を洗ってそうなんだけど、そんなに簡単に足を洗えるもんなんだろうか?

武智は自分の衝動に任せての猟奇的な殺しをやっていた割に刑期が短そう。
晴への演技なんかを見ると、裁判を相当上手くやった可能性もあるんだろうけど、流石に21世紀の切り裂きジャックがそんなに短いか? と。
脱走までしてるのに*2

んでこれをどう解釈するかといったら、悪魔のリドルの世界は許しに満ちている、これ一択だろうと。
まだみんな子供だしね。
やっぱり子供だろうがなんだろうが、間違った選択をしたら即死亡、とか即人外に、なんてのは過酷すぎるよ。

そういう意味で、口や態度は悪いけど兎角が違う価値観の子と交流することを望んでいたっぽいカイバ先生や、どんな状況になっても先生らしく振る舞おうとしていた溝呂木先生、そして兎角のおばさんやら伊介様のパパといった優しく見守る大人がわりといた作品だったなぁと。

一箇所に少年少女が集められてのデスゲーム、となると自分としては一番最初に小説バトルロワイヤルで最近のものだとダンガンロンパ、集められるメンガーを大人まで拡張すると未来日記、SAO(アインクラッド編)あたりが思い出される。
それらの作品と悪魔のリドルの一番の違いは、この見守る大人の存在なのかなぁなんて思った。

とまぁそんな感じ。

ふと思ったけど、大人になった黒組メンバーが同窓会やる話とかあったら面白そうだなー。

*1:悪魔のリドル3話ちょこっとメモ - 藤四郎のひつまぶし はてなブックマーク - 悪魔のリドル3話ちょこっとメモ - 藤四郎のひつまぶし

*2:実際少年法的にはどのくらいが妥当なんだろ?