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藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

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今年出会った面白いマンガ14選

マンガ ストーリー 紹介 感想

今年読んだマンガで面白かったもの、印象的だったものをメモ。
印象論なので今年後半読んだもの多目。

スポーツ編

ベイビーステップ

テニスを題材にした作品はこれまでもよく見てきた。
でもそのラインナップはテニスの王子様そふてにってーきゅうなどなど。
改めて考えてみると、これらの作品でテニスのルール、セオリーなどを学んだ記憶が無い*1


だから主人公でテニス素人のエーちゃんと一緒に、
テニスを一から、しかも最新っぽいテニス事情と一緒に学んでいける本作は結構新鮮だった。

それでいて前述の作品群のキャラに劣らないぐらい、
作中のキャラたちの性格、プレイスタイルに個性がある。

あとエーちゃんとヒロインの奈津の恋愛の順調っぷりもちょっと以外。
一応恋愛的ライバルキャラがいるにも関わらず、わりと回り道せず恋愛が進展していく。
テニスが上手くいって恋愛も上手くいく感じはさながら進研ゼミ。

でもエーちゃんは試合で負けることも多いから、
そこらへんで読者が感じるストレスの緩和って意味合いもあるのかな。

ダイヤのA

野球を題材にした作品は結構見ている。
でも名門を舞台に、多くの部員とのレギュラー争いがクローズアップされる作品っていうのはあまり記憶にない。
逆に言うと、このダイヤのAはまだあまり深堀りされていない野球のドラマを掘り起こした作品なのかなーとも思う。

9人というレギュラーだけでも捌くのが大変なキャラの数なのに、
控え、ベンチ入りできないキャラまで描いて濃厚なドラマを作るのはすごい。
対戦相手の高校も選手に加えて監督まで個性ありまくりで存在感あるし。

バガタウェイ

女子ラクロスを題材にした作品。
ラクロスは存在こそ知っていたものの、ルールなどをまるで知らなかったスポーツ。

そんな認識だから、審判が笛を吹いたらフィールド内の選手はその場で止まらなければいけないとか、
シュート打てる状態の選手のコースを塞いじゃいけないとか、
ラクロスのルールを知っていくだけでも楽しい。

女子ラクロスということで登場するキャラの女性率がかなり高いんだけど、結構スポ根要素も強め。
それでも要所要所で、あれこの二人ってただならぬ関係なんじゃ…?
なんて思わせる描写もあってウキウキしてしまう。

掲載誌のコミックブレイドは現在オンラインマガジンになっているので続きが読みやすい。
でも単行本の電子書籍化が途中で止まってて悲しみ。
コミックブレイド/バガタウェイ

ニンジャ編

NARUTOが終わってしまってもまだまだニンジャは終わらない…。
そんなことを思わせる作品たち

くのいち始めました

金欠の女子高生、かんながタウンワークで募集されていた忍者のバイトをする話。
街の不良を成敗したり、敵対する忍者組織と戦ったりするんだけど内容はかなりゆるゆる。
不良たちも町内一のワルを自称する程度だったり、
かんなをとらえた敵対忍者たちがかんなと忍者トークで意気投合したりと序盤からストレスレスな展開。

そんなゆるい雰囲気から繰り出されるギャグがかなりツボ。
オバちゃん四天王やらカニの兄貴やら、モブキャラ、準レギュラーキャラのセンスもかなり好き。

話が進むに連れて敵の同年代のくノ一と意気投合し、
彼女たち中心で話が展開していくことが増えていくけど、
ほとんど学校の描写が出てこず、結構任務をこなしているのが忍者っぽい。

ニコニコ静画ほかいろんなところで掲載されているっぽい。
くノ一はじめました! / はころく - ニコニコ静画 (マンガ)

くのいち女子高生音無さん

本人は忍んでるつもりらしいんだけど、
姿や行動から忍者だとバレバレな音無さんを中心としたほのぼの4コマ。
絵柄に懐かしさを感じる。

音無さんはかなり純粋な娘で、自分の欲望にもわりと素直なため、
かわいらしい顔のまま実力行使に訴えてきたりする。
その意外性に笑ってしまう。

マンガボックスってDeNAが運営しているサービス・アプリで結構な話数が無料で読める。
マンガボックス / くのいち女子高生 音無さん | 人気マンガ家の新作連載が無料で読める!

しのりん本番入ります

目立ってはいけない忍者であり、目立ってなんぼのアイドルでもあるしのりんの生き様を描くギャグ作品。
アイドルのキラキラ感と忍者っぽいドライな考え方のギャップが楽しい。
前の2作品と違い、忍者としての任務のため、作品としてのギャグのために
わりとガンガンモブキャラたちが死ぬのもギャップ萌え。

ガンガンオンラインで連載中。
しのりん本番入ります! - 漫画 - ガンガンONLINE | SQUARE ENIX


忍者はネットと相性が良いのだろうか?

TSF

transsexual fiction、いわゆる性転換を扱っているフィクション。
女の子っぽい男の子ってのはラノベや深夜アニメで結構人気を得やすいキャラってイメージがあるんだけど、
性転換をテーマにってとこまでいくとどうなんだろう。

心と体のギャップ、性に対する価値観なんかの描かれ方は個人的に興味ある分野。
作中での描かれ方もそうだけど、作品を読んだ人の感想なんかも気になるところ。

ボクガール

女の子に見間違えられるようなカワイイ男の子瑞樹が、
他人の困った顔、怒った顔が大好物な神、ロキによって女の子に変えられてしまう所から始まるラブコメディ。

瑞樹は女の子になってしまったことを隠したまま男に戻ろうとするが、
瑞樹の親友であり、たくましい体と精神の持ち主の猛が瑞樹のことを恋愛対象として意識しだしたり、
逆に瑞樹が猛のことを意識しだしたりして、葛藤するところがぐっとくる。

この辺の思考と嗜好の変化は、育ってきた環境に加えて、
女性ホルモンとか男性ホルモンとかの影響もあるのかなーなどと思ったりした。
実際の所はどうなんだろ?

境界のないセカイ

18歳になると自分で性別を選択できる、性選択制度が採用されている未来の日本のお話。
成人マンガも書いている幾夜大黒堂先生の作品で、たしか先生は似た題材の作品を書いていた記憶がある。

性選択で女になった友人との再開から始まるドタバタコメディで、
男性読者をターゲットに、友人を通して女性の体や生活を描こうとしてるように感じる。
だけど個人的には、性選択に対する世間の視線といった、
性別に関する世の中の認識がどのように描かれるかに興味がある。

ただ性選択制度ってのが採用されている割に、登場人物たちの価値観がわりと現代から離れてないなーって気もする。
そこについてはあんま期待はしない方がいいかもしれない。

マンガボックス / 境界のないセカイ | 人気マンガ家の新作連載が無料で読める!

ブコメ

今日のユイコさん

真面目でクールでお姉さん気質に見えて、実は恋愛に奥手で臆病なユイコさんと、
ユイコさんに基本押され気味ながらも、押すところでは押すトモヤという二人の恋愛模様を描く作品。

恋愛慣れしていない二人の初々しさや、
したいこと、して欲しいことが素直に言えないユイコさん挙動不審あたりがツボ。
「デデーン!」などと程よく緊張感をほぐしてくれる効果音もいい味を出している。

あとユイコさんがでかい。

ギリギリアウト

緊張すると尿意を抑えきれなくなる呪いにかかった少女、ハナと、
触れたものの尿意を抑える力を持つ(とハナは思っている)少年ソラの繰りなすラブコメ

「頑張れ! 自分の膀胱を信じるんだ!」などという名言や、
尿意をこらえきれなくなるシーンでの開放感と絶望感の交錯っぷり、
そして流れ出る液体の描写の美しさなどにかなりカタルシスを感じる作品。

主人公を成績優秀眉目秀麗なハナにして、ヒーロー(っていい方でいいのか?)に
あまりとりえもないけど要所要所で機転や優しさを効かせるソラを据える配置もいい。
でもソラ視点だと尿意開放時のカタルシスが減るので当然か。

ニコニコ静画他いろんなトコで割りと読める。
多分電撃大王のサイトの方だと、単行本化してない部分が全部読める、気がする。
ギリギリアウト / ソウマトウ - ニコニコ静画 (マンガ)
Webコミック | 月刊コミック電撃大王公式サイト

オタク

3D彼女(リアルガール)

オタクな高校生がふとしたきっかけでミステリアスでクールな美女と付き合うことになる話。
主人公のつっつんこと筒井が、いい意味でも悪い意味でも、
自分のことをまわりから白い目で見られているオタクとしっかり規定していて、
人と積極的に関わらずに生活しようとしてるのが共感できるところがあってalphabate的にポイント高い。

気になるクラスメートって段階をすっ飛ばして、
いきなり付き合う事になるのがラノベや少年漫画ではなくて少女漫画だなぁと思う。
でも少女マンガで男が主人公ってのがほへーって感じ。

私がモテてどうすんだ

同級生の男子同士の絡みを妄想して楽しんだりするレベルの腐女子の主人公が
ふとしたきっかけで激痩せしたらめっちゃ美人で妄想先の男子たちに詰め寄られることになるというお話。

そんな状況でありながら、
主人公は詰め寄ってくる男子たちで容赦なく妄想したり萌えたりしている。
この自分は事態の中心ではなく、あくまで観察者であるという自己規定のブレなさが好感度高い。

しかしここまで可愛いは正義を地で行かれると恐ろしいものも感じる。
男って単純よね。


書いてて思ったけど、この2作品はオタクってより、内向的で周りと線を引く主人公ってとこに惹かれてるな。
俺ガイルあたりと近いかも。

魔女もの

ふらいんぐうっぃっち

魔女のいる日常。って感じ。
魔女である少女やその関係者の織りなすちょっとした事件が、
青森の自然や日常生活のあれこれと同じくらいの重要性で描かれる、のほほんとした作品。

出てくる魔法もおまじないレベルのものだったり、
ちょっとしたイタズラみたいなレベルだったりして読んでいて癒される。

贅沢にコマを使うことで表現される「間」もいいかんじ。

駄菓子

だがしかし

1話につき1個の駄菓子を熱く語るギャグマンガ
駄菓子を情熱的に語るキャラたちを見ていると、
そういえばオレも結構駄菓子を真剣に選んで食べてたころあったなぁなんて昔を思い出す。

この作品は完全に表紙買いだったんだけど、
表紙になってるヒロインのほたるさんが、
想像通りおねえさんキャラですごく満足だった。

あとほたるさんがでかい。


今年は電子書籍ストアのセールなど頻繁にチェックし、ビビっときた作品は結構購入してきた関係で、
今年は結構新しいマンガ作品に出会った年でした。
電子書籍ストアKindle、kobo、BookLive、BookWalkerの比較・雑感 - 藤四郎のひつまぶし はてなブックマーク - 電子書籍ストアKindle、kobo、BookLive、BookWalkerの比較・雑感 - 藤四郎のひつまぶし

来年もいい作品に出会えますように。(^人^)

*1:別にそれが悪いことだとも思わないけど