藤四郎のひつまぶし

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冴えカノ

いやさ、「運命的な出会いで一目惚れをしたと思っていた女の子が、実はこれまでも普通に顔を合わせているキャラの立ってないクラスメートだったという現実を認められなくて、その子をヒロインにしたゲームを作って自分を慰めるために美少女同人イラストレーターと美少女ライトノベル作家を集めてゲームを作る」ってのがすげえ無理のある設定だと思ったんですよ。冴えカノこと冴えない彼女の育てかた

思ったんですけど、
主人公の倫也くんが自分が入れ込んだ作品の作者かつ美少女の詩羽先輩に、
一人のファン以上の関係を求められても、あくまでファンでありたいと拒絶し、
長い付き合いのはずのイラストレーターの英梨々に
お前の絵は全然すごくねえ、どうすればすごくなるかはお前が考えろと突き放す。
その2つのエピソード見て結構いいなと思ったのです。
自分のいいと思ったもの、ダメだと思ったものは常識を外れてようが、
人をどれだけ傷つけようと貫き通す、みたいな部分が*1

ちょっと話は変わるんですけど、以前ネットの広告で、「にわかオタクだとバレないようにアニメサイトで情報収集しよう!」
みたいなのを見かけたんですよ。
これ、自分にとってはすげえ違和感がありまして。

自分にとってのアニメはコミュニケーションツールじゃないんですよ。
いや、そりゃ見たアニメについて語るのは楽しいですけど、アニメについて語るために見てるわけじゃない。
あくまでアニメを見るのが楽しくて、語るのはそのおまけなわけです。

そんでスタッフさんについても気になる部分(良かった作品、話数、OPEDのスタッフとか)については調べますけど、
調べることを義務みたいには思わない。ましてや知り合いだとか、特別な関係になりたいとかも思わない。
こちらもおまけなんですわ。

そんな自分としては倫也くんに多少なりとも親近感を感じましてね。
多分倫也くんはマジでリアルの人間より、二次元の作品、キャラの方に興味があるし、常識より自分の感性を信じているんじゃないかと。
だから作者からファン以上の関係を求められても拒絶し、知り合いが傷つこうとも作品を批判することに遠慮しないんじゃないかと。
だから傍から見ると意味不明なことに、自分だけでなく他の人まで巻き込んで突っ走れるんじゃないかと。

自分は他の人まで巻き込めるほど自分の感性を絶対視してないんですが、
ここまで自分を信じられ、行動できるのはいい悪いは置いといてあこがれを感じます。
リアルでいたらホント迷惑で、仕事仲間や取引先にはいてほしくないんですけどね。

そんな共感とあこがれを感じるキャラの魅力に加えて、
加藤の存在感を消そうとする演出のおもしろさが加わって、すごく楽しんで見ております。冴えカノ。

倫也くんの心境をもっと知りたくて原作も買い揃えましたね。
めっちゃ楽しんでます。はい。

*1:その割には18禁とかの社会のルールを守ろうとする所もあったりするんですけど。