藤四郎のひつまぶし

プロの素人によるブログ

お気に入り+このサイトの新着記事

ガルパンを見返す前のメモ

今、自分はネットの観測範囲を狭めにしている。
その狭い範囲でも頻繁に話題にあがっていると感じる作品がある。
それはガルパンことガールズアンドパンツァー。

この作品、自分の評価と周りの熱にかなり差があるため、
熱く語っている人をみるともやもやしてしまう。

ただ放送当時の記憶はあやふやで、印象だけが残っている気もする。
なのでそのもやもやにけりをつけるためにも、
もう一度テレビシリーズから見返したいと思う。

で、見返す前にガルパンで自分が引っかかっているところを
整理しておきたい。

西住みほはなぜ大洗に転校したのか?

西住みほの大洗への転校は、黒森峰所属時の戦車道の大会で
仲間を助けることを優先して連覇を途絶えさせた事件がキーだと描写されていたはず。
ただここは作中で詳細が描写されていなかった気がする。

みほが黒森峰に居づらくなる原因がこの事件だったとすると、
事件後に仲間か、学校か、家族がみほに冷たくあたったのだろうか。

あの事件は仲間を放置していたら命すら危なかったように見えた。
もしそうならみほの下した判断を咎める人は
人命より勝利を優先する人ということになってしまう。

作中の黒森峰の生徒たちはそこまで勝利至上主義には見えない。
みほの母はそんな人だった可能性はあるが、可能性レベル。
流石にそこまで極端な人ではなかった気がする。

あの事件は人命どころか怪我の心配すらなかったとしよう。
それならば作中の黒森峰、西住家関係の描写は不自然ではない。
だがそれではみほは判断を誤って負けて逃げるように
転校してしまったということになってしまう。
みほはそんなキャラだろうか?

本作では終盤黒森峰戦で、みほが同じような場面に遭遇したと記憶している。
この時のみほは仲間を救い、試合にも勝った。
昔は仲間と試合、どちらかしか取れなかったが、
両方取れるようになった、と読み取るのが自然なように思う。

それは、
・当時とは違う仲間がいたから
・みほが指揮官として成長したから
のどちらか、あるいは両方が原因と考えるのが自然だと思う。

黒森峰で冷たくされたのなら前者がしっくりくるし、
前の事件でみほが判断を誤ったのなら後者がしっくりくる。

ただ繰り返しになるが黒森峰所属時のみほの周りの環境が悪かったとは思えないし、
みほの成長物語ととるにはみほへの試練とそれを乗り越える描写が少なかったと思う。
というか両方ともそこらへんの描写あっただろうか?

みほはなぜ大洗に転校したんだろうか。

西住みほの戦車道へのモチベーションは何か

戦車道から離れるために大洗に転校したみほは、何を支えとして戦車道をしていたのだろうか。
会長の強制だけで戦っていたとすると、みほが戦闘人形になってしまう。

仲間のためだったなら、戦車道以外での仲間との繋がりの描写が弱いように思う。
戦車道以外の繋がりがなければ、
みほは大洗でも黒森峰にいたころと同じような仲間と同じように戦車道に取り組んで、
なんとなく過去を克服した、というドラマもクソもない展開ということにならないだろうか?

終盤、大洗高校の廃校問題が出てくるが、大洗高校自体にはみほは思い入れがあったように思えない。
みほが大洗高校を選んだ理由について少なくとも自分は思い出せない。
本人がはっきりと拒絶の意志を示しているのに、特定科目の履修を強制し、
教育を受ける権利を剥奪する会長を黙認する学校を好む理由もないだろう。

みほは何をモチベーションに戦車道をしていたのだろうか?
戦車道が楽しくなってきた描写なんかがあっただろうか?

一応の見通し

多分上の引っかかるところは気にしても仕方のないところなのだろうと思っている。
結局のところ、女の子が戦車で戦う話をしたくて、
関係ない部分はカットするという割り切りだったんじゃないだろうか。

個人的にすっきりする設定と展開だと
設定:黒森峰と西住家は人命より勝利を優先する
展開:なんらかのいざこざで戦車道の試合をすることになってしまった仲の良い同級生のために
   みほは自分の意志で戦車道に復帰する
こんな感じ。

だけどこれだと黒森峰と西住家が悪役になってしまうし、
みほたちのチームの絆がメインになって、それ以外の大洗チームの描写が薄くなりそう。
好かれるキャラを出来るだけ増やすために、なるべく悪い印象がつかないよう、
できるだけ多くのキャラを出せるよう設定と展開を作ったんじゃなかろうか。
(会長達は犠牲になったのだ…他の高校とチームのな…)

と、見返す前のメモはそんな感じ。