この前テレビでやってた映画けいおん!見返して思ったけど、けいおん!はロックだったね
いや、音楽としてのロックの定義とかはよくわからないのですが。
正直テレビシリーズのけいおん!って、一期、二期ともにそんなに面白いと思ってなかったんですよ。
特に一期はPhantom 〜Requiem for the Phantom〜の裏番組ってのもあって、録画ミスって途中から見てなかったぐらいですから。
二期も見ててふーん、って感じで。
見ててキツイ、ってところも少ないんですけど、めちゃくちゃ面白いってわけでもなかった。
これ多分、自分にはフックになる部分がなかったんですよ。
当時だとひだまりスケッチ、ARIA、GAあたりも自分には引っかかりが弱かった。
多分一番フックになりそうな女の子の可愛さがピンとこなかったのですね。
それでいてストーリーも目を見張るものとは思えなかったし、キャラたちの感情のぶつかり合いだとかそういうものも上手く汲み取れなかった。
まぁこれはネットとかでの話題のされ方と自分の感じた面白さにギャップがあって、それで違和感が拡大した感がありますけど。
そんな感じのけいおん!だったんですが、映画化が決定したときは結構注目してたんですよ。
だって映画ならストーリーで盛り上げざるを得ないだろうと思っていたから。
しかも舞台はロンドン。これでなにも起こらないはずがない!
…で見てみると、そりゃあハプニングは起こりましたよ。
いきなりライブすることになったりね。それも2回も。
でも正直これぐらいなら日本でもやるだろー、ってな感じですよ。
2時間だと大体4話分ですからね。
それよりも印象に残ったのは唯たちが梓のために曲を作ろうとしていたシーン。
むしろロンドン来たのに観光とかおざなりにしてる印象すらありましたよ。
多分重要なのはロンドンじゃねーんだろーなー、大事なのは中野梓でありけいおん部なんだろーなー、と思うわけです。
それで理解したわけですよ。こいつらロックだ、と。
TV版からまったくブレてねぇ、と。
映画までそれを貫き通したんだから大したもんだ、と。
だってサザエさんが映画化されてテレビみたいなエピソードやられたらビビるじゃないですか。
ちびまる子ちゃんでもいいですけど。
ドラえもんとかクレヨンしんちゃんなんかは映画だとかなり大事件起こしてますし。
ある意味いきなり日本が戦場になっているのに変わらず学校生活やってるようなもんなんですよ。私にとっての映画けいおん! は。
いや、考えてみたらTVシリーズが好評だったアニメを映画化する際、大きく方針変えてファンを失望させるわけないんですよね。
ただ自分にはどうしても映画はすごいもんだという先入観があった。特别なものなんだって思い込みがあった。
だからある意味当然とも思えるけいおん!の映画に、畏れとか感動とかそういうものを覚えたわけです。
そんなことをこの前のテレビ放送で思い出したのでなんとなく書き残しておきます。
よろしければこちらもどうぞ
- これを読まずして百八煩悩を除く鐘が聞けるか!『乳揺れの基礎研究』書かせていただきました
- 2012年も多くの声優さんがブレイクしましたね記念『こんな声優さんが好きだ!』
- 考察記事って書くのにちょっと敷居が高いのかもしれない
- 僕の妹は「大阪おかん」はもしドラを超えた
- あなたの脳内彼女をみんなに認めてもらう4つの手順
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qは覚悟して見た方がいい(前半バレなし後半ネタバレ感想)
- 伏 鉄砲娘の捕物帳はキャラの心情に沿った粋なストーリー展開を見せてくれた
- 今期アニメは1話終盤でイケメンとキスする展開がもろかぶりですね…
- 劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-はキャラの掘り下げが良かった
- ブギーポップや街が好きな人は「桐島部活やめるってよ」見てきなよ