戦場のヴァルキュリアDUELが想像より雰囲気出てる
ニコニコ動画なんかでよく宣伝を見かけていた戦場のヴァルキュリアDUEL、ゲームシステム見たら面白そうだったので始めてみました。
戦場のヴァルキュリアDUEL メンバーズサイト - ハンゲーム
自陣営に貢献するために自分の部隊を作って戦わせるゲーム
ゲームの目的については多分多くのソーシャルゲームでも使われているカードバトルのシステムに近いものがあります。
ポイントを消費してカードをランダムで入手し、自分の部隊を作って2陣営が戦っている戦場に赴き、活躍することで自陣の勝利ポイントを稼いでいくという感じです。
面白いのはベストな部隊編成が一筋縄ではいかないところでしょうか。
各カードはHP、攻撃力、命中などの8種類のステータスがあり、それらを合計した数字が戦闘力と呼ばれています。
部隊は主力部隊と援護部隊に別れるのですが、主力部隊にセットされた5枚のカードは戦闘力を単純に部隊の戦闘力に加算、援護部隊にセットされた最大8枚のカードはそれぞれ8種類のステータスのみを部隊の戦闘力に加算します。
またカードにはコストが設定されており、部隊の合計コストを一定値以下にしなければなりません。
これだけでもコストと戦闘力と各種ステータスに気を配る必要があるのですが、それ以外にも戦闘を有利に進められる要素があります。
カードによっては部隊長にセットすることでオーダー、主力部隊にセットすることでポテンシャルと呼ばれる各種戦闘に有利な効果を持っています。
単純に特定のステータスを一定の確率でアップさせる他、得意な戦場や兵種のみ効果を発揮したりします。
さらに相性のいいキャラというものがあり、一緒に主力部隊にセットすると能力が上昇したりします。
強力なカードが一枚手に入っても、戦闘力の低いものと単純に入れ替えるだけでなく、編成に頭を悩ませることになりますし、コスト制限が緩和されたり、戦場が変わってもベストの編成が変わってきます。
この辺は司令官の頭の悩ませどころであり、面白いところのように思います。
効率よく戦うためのベースキャンプ作り
DUELの特徴的な部分としては、自分の部隊を活躍させるために、自分だけの箱庭に様々な支援を行う設備を作っていくパートがあるところでしょうか。
他のソーシャルゲームよろしく、戦場のヴァルキュリアDUELも戦闘はポイントを消費しないと行うことができません。そしてそのポイントは時間と共に回復します。
ベースキャンプでは時間とともに増える資源と時間を使って、ポイントの回復速度を上げたり、援護部隊の能力にボーナスをつけたり、資源の増加スピードを上げたりする施設を作っていきます。
この各種設備を作っていくパートはトラビアンと呼ばれるゲームに似ている部分があります。
ただあちらについては施設作りに熱中しているとどこからともなく兵士を生産した他のプレイヤーに巻き返し不可能な頻度で略奪され続けてほぼ詰むことがありました。
場合によっては施設破壊攻撃を受けて振り出しに戻ることすらありました。
資源が貯まるのをじっくり待って、隙間時間に司令を出して楽しめるゲームかと思いきや、常に他のプレイヤーの略奪に怯える、あるいは報復を恐れて昼夜を問わず略奪し続けるというゲームだったのです。
それに対して戦場のヴァルキュリアDUELは私の見落としがなければ戦うと言っても自分のベースキャンプは戦場にならず、略奪も受けないようです。
毎日ちょくちょくログインして、適度に施設を作って適度に戦闘するという楽しみ方が出来そうです。
オーダーやポテンシャル、相性といった家庭用ゲーム機版戦場のヴァルキュリアのシステムを上手く利用し、兵站といった戦争ものでの影の主役もちょうど良い感じに落とし込んだゲームのように思います。
戦場のヴァルキュリアを楽しんでいた人は、試しにプレイして見ると面白いかもしれません。
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